厚情

 私の治療中に曜日を変えて診察を受けたことがある、当時はGOTやGPTが800台をつけて、緊急、強ミノ投与中の時季であった。わが主治医は、売れっ子で2時間待ちの3分治療ではなくてとことん説明してくれるのでいつも時間は、予約した時間の2時間遅れが常識であった。そんなな時に生お仲間さんというか、同年代の人と話すことがあった。
 そのお仲間さんは、1bタイプながらインターフェロンを単独投与中であった(当時ペグリバは認可されていなかった)私がおもむろに近ずきさまざまなことを質問したら丁寧に答えてくれた。その人は火曜日の朝一番をいつも予約していたので、わからないことがあると、その時間を狙って病院へ出向いて話を聞いた。その人は著効を勝ち取ったようであるが、私に強くペグリバ治療を勧めてくれた恩人でもある。今、考えてみると見ず知らずの他人に、自分の病歴から治療状況まで教えてくれるとても立派な人であった。
 女房からはもう治療も終わったのだから、C肝ブログをいつまで続けているのか、明暗を分けたお仲間さんに云々とこの間意見をされた。あまりにも自分を出してしまったので、治療中の記録はオフレコとなってしまった。説教くさいことばかり書いているのは、見ず知らずの私に懇切丁寧に、話してくれた生お仲間さんの厚情にも報いたいというちょっとしたセンチな私が居るからだ。
 でも、本当の卒業が近いのはしょうがないと思っている。