副作用

 新しいお仲間さんが増えてC肝治療も多くの人が受けている、とてもよいことだと思う。新しい臨床の例も出ているのでよりよい治療が受けられる環境が整っていると思う。
 ペグリバ治療がある意味著効への近道なのだから、躊躇せずに治療へ決断することはよいことだと思う。私はゆえあって治療中の記録を公開していませんが、4週で陰性化しこんなの楽勝、簡単、簡単、イケイケどんどんで副作用を気にしなかったが、5週目からは、ペグを半分にしていたこともあってのことだった。30週目くらいからは、副作用としてうつが激しくなり「もう死んでしまいたい」「この場所に居られない」と思うようにまでなってしまった。
 主治医からレンドルミンを処方されなんとかよれよれになってからのゴールであった。
 治療が終わって経過観察のころ主治医が
「Fさん、最近この治療始めた多くの人がうつ症状が激しくなって治療中止することが多くまいっちゃうよ」とぼやいたことがあった。
 後で家族に事情を聞くとうつ症状が出ているのはわかっていたが、そのままにしていた。そんな人が多く居たようだ。
 今は、よいうつの薬があるのだからそんな傾向があれば、話してくれればよかったのになといわれた。昔、亡くなった祖母から聞いた格言に貧乏人の家にも、お金持ちの家にも同じに雪が降るというのを聞いた。もしかしたら祖母の親は長岡の人だから雪国の地域のものか知れない。他の人におこった副作用は自分にもおこるということを忘れずに治療してもらいたい。
 そして、奥さんやご主人にそのことをはっきりと伝えておくとよいと思う。ペグ半分の私でさえも著効となったのだから、完走が一番大切なのだから。
 人間の世界、遠回りすることが案外近道だったなんてこともあるのだから、おかしい、ちょっと変だと思ったら泣いて叫んで近くの人に信号を送ることがよいと思う。