懐かしい

温かく迎えてくれた、何十年も行きつけていた理髪店を変えて2年。でもやっぱり物足りなくてかつてのお店へ足が向いてしまった。
 何か言い訳をしようとしたら「Fさん、Fさんの性格わかっているから、ちょうど来店してもらった時に込んでいたのよね。」だから他の店へ行って義理ができて帰りづらくなったお見通しだから何も言わなくていいということだったのだろう。
 何となく故郷のお袋と親父を思い出していた、帰ったら今日来ておはぎをお土産にしてくれていた。お袋のおはぎってもう何年ぶりだろう。今日食べなければ一生食べ損なうかもしれないとひとつ食べた。だから今日はカロリーオーバー。
 でも昔よりも、ちょっと小さくなってかっこよくなっていた。農作業をしている無骨な手で大きなあんこの少ないおはぎが懐かしい。