次の世代へ

 もうお正月も5日を過ぎてしまった。神社にもお参りしていないし、実家にも顔を出していなしな、考えると疲れてしまう。
 今日は弟の奥さんが甥っ子を連れて年始に来た、弟は部長の試験にがんばっているという、小僧たちがお年玉を貰っていたので私も甥っ子にお年玉をあげた。
 我が家の19歳と15歳の小僧にくれるお年玉に見合った額をそれとなく袋に入れた。これって高額だが、私の主義として毎年兄弟の家庭とはお年玉の総額は同じということを信条にしているのでしょうがないか。お年玉で毀損した財布は補填してくれるのか後で女房にお聞きしよう。
 今日は職場の先輩の葬式だった、若くして逝った先輩の葬式は辛いものがあった私よりも5歳上であった。私とは主義が違ったが私の母の実家と生家が近くで若い頃は面倒をかけていた。
 弔辞も多くあった、特に私の上司とは師弟関係といか同志であった、上司は泣いていた、今まで聞いてきた弔辞の中で一番心に残るものだった。
 若くして逝っても、名遂げて逝っても皆残念であるが、最後に娘さんが私たちのに挨拶してくれた。とてもきちんとした挨拶だった。我が家の小僧たちへは教育がまだ足りない、先輩は若くして逝ったがきちんと次の世代へ松明を引き継いでいる。