終わりを全うしたい

 肝炎の治療を始めてもう1年半がたっています。キョウミノやウルソの投与から始まり、INFとリバビリンの併用療法、今年の1月2日からは経過観察に入って何も服用していませんが、来月の結果判断でそれなりの結果がでます。
 幾たびかコメントしたように、ここにきて虚脱感が激しくこれは副作用ではなく、明らかに後遺症ではないかと思っています。それいけ、やれいけで治療は完走できました。
 終ればすべてばら色だったはずですが、ここにきて躓くとは忸怩たるものがあります。しかし、これも現実ですから正面から受け止めようと思っています。
 若い頃から、「終わりを全うしてこそ一人前だ」との思いが強くあります。私はコンプレックスの塊のような男であるがゆえに、攻撃的で情熱もあるつもりですが、守りに弱いという欠点を自覚していました。ですから、どんな結果になっても恐れずにすべて受け止めようと思っていました。しかし、ここに来て底が割れたような状態になってしまいました。かつて、鬼気迫る情熱によって半年で30kg減量したようなものが湧いてきません。治療が終れば即、情熱の塊になれるはずだったのですが人生うまくいきませんね。

  • 朝の会話

 もう小僧たちも出かけていった。
 上の小僧はサッカーの最後の試合だという、小学校の頃から続けているサッカーも、もう10年になる。小僧は小僧で答えを出す時期が迫っている。
 ここ幾日か高校まで送っていたので話をする機会に恵まれた。勉強をしないのだから、できないのは当たり前だが、望みは恐ろしく高い、これが若さなのかはわからないが、足元を固めてから進んでもらいたい。
 下の小僧は朝から新聞を読んで思案顔、どうしたと聞いたら「ワールドカップの放送を観ると寝る間がない」天下泰平だな。
 自分の部屋で片づけをしていると
女房が「夕べチョコパン食べた」
「食べていないよ」
「こどものパン食べないでよ、2個あったらこどもの分でしょう、3個あったら、自分の分もあると思ってよ」
「ちょっと小腹がすいたので夕方食べた、夕べではないよ」
「やっぱりね」
「俺は食べてはいけなかったの」
「当たり前でしょう」
 やる気がうせたので、二度寝をしようかな。