刺激
とある銀行の窓口へ行ったら、かつて仕事でお世話になり深く付き合っていた人の奥さんに会った。私よりも10歳以上若くとてもきれいな人だ。
一心不乱に、週刊誌を読んでいるのでちょっと驚かせてやろうと
「イヤー、こんなきれいな人の隣に座れて今日はついているな」と独り言風に行ったら、ちょっと肩が震えていたので「久しぶりだね」と笑いながら声をかけた。
「なんだ、Fさんじゃないですか。週刊誌を読んでいたら隣できれい云々といいながら座ってくる人がいるので、どうしようかと思っちゃった。最初からそうに声をかけてくれればいいのに」
いや刺激がないだろうからちょっと驚かせてあげたんだよと笑いながら話したら。
「Fさん今どの部署に」と聞かれたので近況を報告した。そして最後にいつまでも雑巾がけなのでまいるよと話したら、
「そんなコトイッテ、若い人に命令しているだけでしょう。ちょっと頼むよなんていって、自分の好きなようにしていたりして」と反撃されたので、
「見てよこの格好(上着はスーツではなく作業着の上着だった)」
「きちんと折り目がついて、きれいな色でさわやかそうですよ、会社のですか」
「いや自前だよ、この色は俺のイメージカラーです、他のやつはこんなの着ていないだろう。旦那は元気」
笑いながら「そうですか、おかげさまで元気です。今度でかけて下さいよ、Fさんのことたまには、二人で話しているんですよ」といったところでタイムオーバー
若き企業家の奥さんにはちょっと刺激が強かったかな。