幸運はすぐそこに来ているのかも

何が真理なのかいまだにわからない、もしかしたら永遠にわからないかもしれない。昨日、庭の手入れをお願いしている職人さんに偶然に飲み屋さんで会った。
「Fさん、サツキの具合どう」
「おかげさまで新芽が少し吹いています」
「そうか良かったね、全て枯れはしないよね。枯れてしまったものは、来年の春に植えてあげるよ」
「ありがとうございます。何とか持ちこたえたいですね」
「それとFさん、あなたも知っている○○市の前の市長さんが今日来てくれて、庭石を5つ買って行ってくれたよ。私が留守のときに何回か置き場を見ていたようだった。今日はこれとこれという感じですぐに決まったよ」
「事前に確認していたのですね」
「そうだね、決めたら躊躇しない。あなたと性格似ているね」
「私は優柔不断で、いつも女房に怒られていますよ」
「何かお寺に寄付する台座にするようだよ、最近あまり売れなかったけれど、売れるときは簡単に売れるんだね」
 もしかしたら、真理の一つがここにあるのかも、飽きずに雨の日も風の日も継続する、今は見えなくても幸運はすぐそこに来ていることがあるのかもしれない。