ソクラテスの妻

 先週の土曜日に交流として訪れ、太鼓を練習している会場へ顔を出した。2週間前に会っただけの人だけれど「遊びに来ました」といったら快く歓迎してくれた。
 1時間くらいたったら一緒に来ていた女性が、足を脱臼してしまった。知らない土地で、保険証もなく怪我をしてしまった。救急車の手配、病院との折衝などを私がまだいたのでした。運良く整形外科の先生が、病院にいてくれたので手当てはできた。月曜日には都内の病院へ行かなくてはならないので、レントゲンを貸してくださいと話したらコピーをしてくれた。
 なんだかんだで4時間くらいかかってしまったが、自分が投与を受けていた病院なのでホームグラウンドのようにてきぱきできたらしい、窓口でははっきりと名刺を出したので、仕事で来ていると錯覚されたらしい。そんな相乗効果があり大変に感謝された。
 火曜日に怪我をした女性のお母さんから望外の手紙をいただいた、親というのはありがたいものだと思い、自分の親へ電話して声だけ聴いた。
 いつも悪態ばかりついているが、顛末を女房に話したら「たまには良いこともするのね、あなたがそんあことしている姿を見てみたい」といわれた。
 これも悪態かもしれないが、ソクラテスの妻のたとえもあり私には良い女房かも知れない。